GH5 の 6K PHOTO での動画撮影の方法

GH5の「6K PHOTO」を普通に動画撮影として使う方法の忘備録。編集方法なども記載しました。



設定:
「6K PHOTO」で、撮影モードを「シャッターボタンを押してから、次回シャッターボタンを押すまで」に
しますその他、押している間等もありますが、上のモードを選びます。
また、撮影モードを 4:3 か 3:2 を選びます。

4:3 or 3:2 を選ぶ
6K フォト設定 1
6K フォト設定 2

左上の丸いツマミを [6k フォト]モードにします。

6Kフォトモードに
右上の撮影モードつまみは、静止画モードに(P, A, S など)します。
Sモードに設定

ピントを調整して撮影を開始します。シャッターボタンを押します。もう一度、シャッターボタンを押すまで撮影されます。
撮影中は、画面に若干違和感がありますが、撮影されています。

生成されたファイルは、mp4 (H.265) 形式の約200Mbps のファイルが生成されます。
通常の 4k60p や 4k30p (4:2:2) 等では、150Mbps なのでそれよりは速いSDカードがないと駄目です。今回は、購入特典でもらった Panasonic 純正 SD カード (64Gbyte) を使いました。約30分、連続で撮影できました。正確には29分20秒、今回は撮影の都合でこの長さになりましたが、連続で30分以上撮影できます。(後日、室内で再検証し 128Gbyte のSDカードで、85分まで連続撮影できました)

編集について、
そのままだと、4:3 の (4992x3744)の四角い感じの動画がとれます。
EDIUSでの画面 縮小前
これを編集ソフトで 16:9 に縮小します。EDIUS 8 で可能です。
大きいサイズのままの編集はEDIUS 8 ではできません。(プロジェクト設定の最大サイズが、4096x2160なため)
6k PHOTO では、4:3 と 3:2 が選べます。デフォルトは、4:3 ですが、16:9 に切り取る場合には、3:2の方が切り取り範囲が少なくなるので(画素数は同じ)撮影に適していると思います。次回は、3:2で撮ろうと思います。
4:3の動画から必要な部分を切り取って横幅を基準に縮小します。(レイアウターを使います)ボンネットが少し映るように若干上側を切り抜きます。
EDIUSでの画面 縮小済み
この状態で、エフェクトをかけるとメモリリークで落ちるので、このままHQXで書き出します。この時も、元ファイル (mp4)単位で HQXに書き出さないとエラー(メモリフルでEDIUSが終了)が出ます。
これで、HQX (4k UHD 3840x2160 4:2:2 10bit) のファイルができたので、これをEDIUSやPremiereで編集します。

Premiere Pro CC 2017.1.2 では、6k PHOTO ファイル (mp4 H.265)は(私のマシンでは)読めません。緑色の映像が表示されます。

HQXの状態でノイズ除去 neatvideo をかけて、Premiereで色を調整しました。
で、完成した動画が以下の動画です。


少し気になった点、上の動画は、露出モードを「S」 シャッター速度優先 1/30 秒で撮影しましたが、最初に撮影したときより微ブレが少なくなっている感じがします。ファームのアップデートがあったので修正されたのかもしれません。
また、6k PHOTO の時は、手ぶれ補正が違うのか「電子手ぶれ補正」が効いていない気がしますが。(マニュアル読めという感じですが) 画面上では、 DUAL I.S とは出ていた記憶があります。。ハイブリッドモードの表示は出ていなかったように思います。

追記:何点か
その後、アスペクト比を3:2にして首都高に撮影に行きました。



上の動画は、無編集でカメラの生成したファイル (mp4 H.265 200Mbps)をそのままYouTubeに上げた動画です。ちゃんと処理されました。画面の解像度は、5k 2880p となるようです。下の動画は、この記事の上の方と同じ処理をした動画です。



以下は、昼間のサンプルです。



結論としては、編集してYouTubeで4K(UHD)で見る限り、解像感に違いはありません。
よく見れば、若干違うかもというレベルです。6K サイズのまま編集できないと違いは出ないように思います。

※ 補足 2017.10.30
Adobe Premiere Pro CC 2018 にアップデートした所、プレミアでも6K Photo のファイルがそのまま編集できるようになりました。
Premiere Pro では、シーケンスの大きさも4kを越えて設定できますので、これでようやく6K Photo の元サイズのまま編集できます。編集したファイルのアップロードは、必然的に H.265 (HEVC) になります。(H.264 の規格上の横幅の最大サイズは、4096なため)

以下は、6Kのまま編集した動画です。YouTubeでは、2880p 5k という表示が出ています。



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